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2017.冬ドラマ

真昼の悪魔 ネタバレ (原作・ドラマ) あらすじと感想


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真昼の悪魔
2017年2月4日(土) 23時40分~ 東海テレビ フジテレビ

出演:大河内葉子: 田中麗奈  難波聖人: 中村蒼  芳賀明善: 篠原篤  吉田誠: 鈴木省吾  渡来倫子: 福田ゆみ  浅川純: 瑛蓮  初老の男: 村井國夫  大塚光: 大倉孝二  神父: 伊武雅刀

原作:遠藤周作

 

第1話 ゲスト出演者/ あらすじ↓ 2/4 感想

第2話 ゲスト出演者/ あらすじ↓ 2/11 感想

第3話 ゲスト出演者/ あらすじ↓ 2/18 感想

第4話 ゲスト出演者/ あらすじ↓ 2/25 感想

第5話 ゲスト出演者/ あらすじ↓ 3/4 感想

第6話 ゲスト出演者/ あらすじ↓ 3/11 感想

第7話 ゲスト出演者/ あらすじ↓ 3/18 感想

第8話 ゲスト出演者/ あらすじ↓ 3/25 最終話 感想

原作の感想↓ ネタバレ注意! オススメ感想!

 

概要

患者、同僚、恋人、父親…複雑に絡み合う事件と人の心。人間の本質に巣くう「悪意」とはなんなのか。誰の心にも「悪魔」が埃のようにたまっていく可能性があるのではないか。 全てのオトナに問いかける現代医療サスペンス

キャスト

大河内葉子役 田中麗奈

難波聖人役 中村蒼

 

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真昼の悪魔 公式サイト

第1話 『衝動』

関東の病院で医師として働く大河内葉子(田中麗奈)。彼女のもとに小説家志望の青年・難波聖人(中村蒼)が腹部の痛みを訴え運ばれてきた。すぐに急性虫垂炎だと診断し、テキパキと処置をしていく葉子。激痛に耐える難波の顔を両手で優しく包み、笑顔を見せる。地獄の苦しみの中、美しい女神のような葉子の姿に、難波の気持ちは少し和らいだ。

手術は無事に成功。歩けるまでに回復した難波は、ふとしたきっかけで清掃員の芳賀明善(篠原篤)と知り合い意気投合する。その日の夜、病室を整理していた難波は、引き出しの奥からメモ用紙を見つける。そこには病室名と患者の名前が汚い字で雑然と書かれていた。好奇心を覚えた難波は、病院の事情に詳しい芳賀に調べてもらうことに。するとメモ用紙に書かれた患者は全員亡くなっていることが分かり、難波は妙な胸騒ぎを覚える。
一方、後輩に強引にパーティに誘われた葉子は、その場で大手ホテルチェーンの御曹司・大塚光(大倉孝二)と出会う。一目ぼれした大塚は、早速葉子を口説きにかかる。

葉子の担当患者である寝たきり老女の容態に変化があり、新たな治療が必要となった。そのことを娘の小林照美(朝加真由美)に告げる。入院費に加えて新たな治療費に悩む照美に対し、葉子は力になれる事があればできる限りの事をすると、優しく微笑む。
しかし照美がいなくなると、葉子はベッドの傍らから、眠っていて反応のない老女を冷たく見下ろし、語りかける。
「娘さん、お金が大変なんだって………どうしたらいい?」

葉子は教会の懺悔室を訪れる。そこで神父(伊武雅刀)に“悪魔の話”に興味があると話す。「人を傷つけても何とも思わない、悪への衝動が抑えられなくなる」と声を上げる葉子。そんな葉子に神父は、「人のためになる善い事をすれば心の救いが与えられる」と諭す。その言葉を受け葉子が向かった先は、寝たきりの老女の病室だった―――

mishumama224さん

やばい。こわい!!自分の中の田中麗奈のイメージが壊れていく。医者=患者を治すために頑張るドラマという気持ちで見始めたら、え?えええ?始まってすぐに田中麗奈が手に釘を刺す場面があり、そこで恐怖とこの先どうなっていくのかのワクワク感が芽生えてきた。医者になった理由は、人が傷つくのが見たいからという今まで無かったパターンの話で、この先の展開が予想できずに面白い。自分の欲望のためにどこまで悪魔になるのか、これから見ごたえがある。

第2話 【「実験」幼き者をつまずかせる者は】


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老女が謎の死を遂げた。教会の懺悔室を訪れた葉子(田中麗奈)は神父(伊武雅刀)に心情を吐露。人の苦しむ姿が生きている実感を与えてくれると話す葉子が悪魔に支配されていると感じた神父は、救いへと導く道しるべになると、聖書を学ぶよう諭す。

病室で見つけた患者名が書かれたメモの謎を探る難波(中村蒼)は、芳賀(篠原篤)の協力のもと調査を開始。難波は葉子にそれとなく話を振るが軽くあしらわれる。また秘密を嗅ぎまわる難波に対し、大学の先輩でもある外科部長・吉田(鈴木省吾)は病院を敵に回さぬようにと忠告する。すると突然、難波は謎の腹痛に襲われる。  そんな折、最初のデートで葉子に弄ばれた大塚(大倉孝二)は、突然病院に訪れ、葉子に新たなデートの約束を取り付けた。しかし葉子のまたしてもつれない態度に大塚は苛立ちを隠せない。

小児病棟には、仲良しの2人の児童が入院していた。先に退院してしまう女児を寂しく思う男児が「まだ治らなければいいのに」と言うのを聞いた葉子は、聖書の一節をもとにある企みを実行する。

bamiさん

田中麗奈さんの悪女っぷりがとてもいいです。まさか子供を相手にあんなにひどい事が出来るなんて、ドラマとはいえあっぱれな感じがします。これからどこまでエスカレートしていくのかがとても楽しみです。意外な展開だったのは、婚活パーティーで知り合った男性との関係です。ケガをさせられたのに、ニコニコと病院に差し入れを持ってきたり、懲りずにホテルの部屋を予約して誘ったり。彼は実はMなんでしょうか。Mだとしたら、こんなにひどい悪女はきっとたまらないんだと思います。二人の展開が面白そうです。

女の子のお母さんが階段から落ちてケガをしますが、ピンポイントでお母さんだけ落ちるのがドラマですね。実際だったら階段を使った他の人も落ちそうですが。

第3話 『命日』

教会の懺悔室で父親の殺害を予告した葉子(田中麗奈)。葉子が台所で料理をしていると、父の徳広(村井國夫)が何気なくつぶやく。「今度の土曜、母さんの命日だな」。葉子の目がカレンダーをじっと見据える。 葉子と大塚(大倉孝二)がデートの最中、大塚のライバルで実業家の宮島(原田龍二)が声を掛けてきた。宮島は葉子に興味を持った上、大塚を挑発して去っていく。

後日、大塚が宮島を殴っている動画がネットに出回った。挑発に乗って落ち込む大塚を慰めるように、葉子は食事の約束をする。しかし大塚が待ち合わせ場所に行くと、葉子の隣にいたのは…。

一方、入院中の難波(中村蒼)は手術を間近に控え落ち着かない日々を過ごしていた。数々の不可解な出来事について葉子への疑念が生じてきている難波だったが、結局葉子に説得されて手術同意書にサインをする。 母親の命日の日、葉子は大塚を家に招く。身だしなみを整え、父親として娘の恋人に向き合う徳広の姿に、葉子は意外な表情を見せる。そして大塚が帰った後、夕食を作ろうと台所でスープ鍋の前に立った葉子は、あるものの入った容器を手にして…。

bamiさん

葉子先生の父親が発作を起こして急死するのですが、本当に発作だったのでしょうか。実は薬を少しずつ料理に入れて、体を弱らせていったのかもしれないです。もしかしたら母親が亡くなったのも葉子先生に何か理由があるのかも。病院を掃除しているおじさんが微妙な動きをしてきました。もしかしたら葉子先生に殺された患者の家族かも。その復讐のために病院に入りこんで、情報を集めているんではないでしょうか。もしくは探偵とか刑事とか、家族以外で葉子先生を怪しいと睨んでいる人かもしれません。

毎回ステーキを食べるシーンが出てきます。サブリミナル効果なんでしょうか。無性に食べたくなってしまいます。

第4話 【「背信」悪魔の囁き…恐怖の人体実験!】

葉子(田中麗奈)の父・徳広(村井國夫)は他界した。その死について疑問を持つ難波(中村蒼)だったが、結局葉子による手術を受けることに同意する。手術室で麻酔をかけられた難波は薄れゆく意識の中、葉子から衝撃の事実を明かされる。難波は恐怖の表情のまま眠りに落ちた。 医局では、患者である大物政治家の症状が改善しないことに担当医の渡来(福田ゆみ)が焦っていた。そんな渡来の様子を見て葉子は、まだ動物実験の段階で無認可の新薬を投与するよう提案。「効果は間違いない。副作用が怖いなら他の患者で実験すればいい」…まさに悪魔の囁きともいえる葉子の言葉に、渡来が出す答えとは… 手術後、覚醒した難波は突然取り乱す。大学の先輩でもある吉田(鈴木省吾)に葉子が話した内容を伝えるが、取り合ってもらえない。難波は頼りにしている芳賀(篠原篤)にも、証拠を掴むために引き続き葉子を見張って欲しいと頼む。すると二人は葉子が最近、新たな老人男性患者の病室に頻繁に出入りしているとの情報をつかむ。芳賀からの情報をもとに、病室から出てくる葉子を糾弾しようとする難波だったが、事態は思わぬ方向へと転がる…。

bamiさん

葉子先生が父親に手をかけるのを迷ったのが予想外でした。あんなに自分で殺したいと思っていたのに、「おまえが初めてくれたものだ」というプレゼントを見せられて、父親への愛情が少し沸いてきたのかもしれないですね。まだ悪魔になりきれていないのだと思います。その代わりに別のおじいちゃんが犠牲になることになりました。無認可の薬のテストでしたが、弱っている患者さんが大勢いる病院の中でおじいちゃんを選んだのが、やっぱり父親への思いが歪んだ形で出ているんだなと感じました。

第5話『挑発』

葉子(田中麗奈)が勤務する病院に、神父(伊武雅刀)がやってきた。葉子は神父に対し、これからは自分らしく生きることに決めたと宣言する。そして、愛を説く神父への強い反発から対立を深めていく。 心療内科の病室では、すっかり生気を無くし、葉子に洗脳されたかのように従順な難波(中村蒼)が、一心にペンを走らせていた。葉子は亡くなった父が最後に言いたかったことの意味を知るために、作家志望の難波に自分の生い立ちを小説の題材として提供していた。

一方、葉子と婚約した大塚(大倉孝二)は自分の携帯電話に、登録していない番号から葉子を中傷するメールが多数入ってきているのが気になっていた。ホテルのバーで葉子を待っていると、代わりにやってきたのは芳賀(篠原篤)だった。メールの犯人はお前かとなじる大塚に、芳賀は葉子への思いをぶつけ挑発する。そんな折、浅川(瑛蓮)が手術を担当し、その後死亡した患者の妻が、医療ミスだと病院に詰め寄る。その妻は熱心に教会に通っていたため、神父とも顔見知りだった。その話を聞いた葉子は勝手に金で示談を持ちかけたが断られ、さらに怒りに火をつける。「愛をお金で量るのは間違いだ」と非難する神父に対し、苛立ちの表情を見せる葉子。すると後日、その妻に思いもよらぬ恐ろしい災難が降りかかる…。

bamiさん

とうとう神父さんも葉子先生の餌食になりそうです。どんどん言葉で挑発していくんですが、神父さんがとうとう「あなたにはムカつきます」と言ってしまいました。神が悪魔に負けてしまいそうでヤバいです。人間ドックで分かった脳腫瘍も、葉子先生に隠されてしまいました。神父さんが葉子先生との闘いで負けるのか、それとも脳腫瘍に負けてしまうのかが面白くなりそうです。結婚式も神父さんの教会ですることになりましたが、その時の一波乱がとても楽しみになりました。

田中麗奈さんは最近結婚したようですが、寝言でセリフを言っているようで、隣で寝ている旦那様がとてもビビッているそうです。

第6話『復讐』

ある日病院に、わがままで尊大な老人男性が診察に訪れる。葉子(田中麗奈)はすぐに、この患者が婚約者の大塚(大倉孝二)の父親だと見抜く。大塚の父親も、包み隠さずはっきり物を言う葉子を気に入り、葉子を担当医にして入院することを決める。  
一方、病院からの脱出に成功した難波(中村蒼)は、変装して待ち伏せし、自分を裏切った吉田(鈴木省吾)に殴りかかる。しかし止めに入った渡来(福田ゆみ)の説得もあり落ち着きを取り戻すと、葉子への復讐のシナリオを練り始める。  大塚の父は病状が進行し、余命は長くなかった。しかし人を見下すような態度は相変わらずで、見舞いに訪れた大塚に対しても「俺が死んでもお前に会社は譲らない。遺言書は書き換える!」と言い放つ。そんな父を見て怒りに震える大塚。その大塚の感情の揺れを見逃さなかった葉子は、遺言書を書き換えられる前に死期を早める提案を持ちかける。  

鬱陶しい父親の存在に苛つく大塚。酒を煽っていると、目の前に一人の男が現れる。それは葉子への復讐に燃える難波だった。意を決した難波は大塚に言う。「大河内先生は人殺しです」。しかしその様子を、遠くからじっと眺める葉子の姿が…

bamiさん

難波さんが急に復活してきた感じがします。最初は準主役的な存在かなと思っていたんですが、中盤あたりで少し存在が薄くなってきたような気がしていました。どちらかというと掃除のおじさんのキャラが際立っていたような…。難波さんが病院を抜け出して、葉子先生をこれからどんな感じで追い詰めていくかが今後の楽しみです。ただ最終的には難波さんも、密かに葉子先生の洗脳に侵されていって、あちら側の人間になっていくのも面白いかなとも思います。

葉子先生の彼の大塚さん役の方は、「謎解きはディナーのあとで」の映画で、竹中直人さんと一緒にコミカルな泥棒を演じていました。シリアスもコミカルもどっちもいい俳優さんです。

第7話『挑戦』

葉子(田中麗奈)への復讐を誓う難波(中村蒼)は、神父(伊武雅刀)のもとを訪れ協力を要請する。そして計画実行のため、自ら心療内科の病室に戻った。そんな折、病院には匿名の告発文が届く。複数の不審死の殺人犯として葉子の名前が記されていたが、葉子は毅然とした態度で否定した。すると、病院にはさらに差出人不明の謎のDVDが届く。

 その後、葉子は教会に行き、再び神父と対峙する。かつて自分を挑発してきた神父は、以前のようにきれいごとを並べる姿に戻っていた。その姿に苛立った葉子は、神父の診断結果を改ざんし脳腫瘍を隠していたことを告白する。そんな葉子に、「あなたの病院で手術を受けようと思う」と答える神父。さらに愛と赦しを説く神父に腹を立てた葉子は、自分の罪を洗いざらいぶちまけた上に、神父の寿命は私が決めると宣言する。

 病院は、送られてきたDVDにより大混乱に陥っていた。その混乱を待っていたかのように、葉子は大塚(大倉孝二)に、病院を買収するように頼んだ。そしてもう1つ、葉子は大塚にしか頼めないという、あるお願いをする……それは、悪魔が自らの命を懸けた最大の挑戦だった。

teikoku_sugiさん

もしかしたら葉子は多重人格者なのではないでしょうか?普通の人間ならば,あのように恐ろしいことをいとも平気でできるはずがありません。助手に大塚を付けて自らの手で手術するなんて。常軌を逸しています。大塚もどうかしています。こんなバカげたことに手を貸すなんて。怖いのは,その最中に針を葉子の体内に入れたことです。葉子の悪魔が大塚にも乗り移ったのでしょうか?幸いなことに,大塚は葉子ほど悪に染まっていませんでした。大塚の優しさに触れた葉子の中では,何か変化があったようです。悪魔が影を潜めつつあり,一瞬ですが穏やな様子が垣間見られました。この辺からも葉子の多重人格が疑われます。感情がころころ変わるところが怪しいです。それに気がついた難波は,葉子の中の悪魔を封じ込め本来の葉子を戻そうとしているのでは?もう一息の所まで来ているような気配も感じられます。

いよいよ次回は最終回です。葉子は母親になったようですが,悪魔は消えたでしょうか?結末が気になります。

最終話 『贖罪』

葉子(田中麗奈)は大塚(大倉孝二)と結婚し、一人娘をもうけ、富士山のふもとの町で小さな診療所を開き、医師を続けていた。葉子は3年前、難波(中村蒼)が吉田(鈴木省吾)に託したICレコーダーが病院内で公になり、解雇されていた。

 一方、小説家として頭角を現していた難波は、次回作に葉子を主人公とした物語を書こうと思い立つ。3年ぶりに神父(伊武雅刀)を訪ねた難波は、神父の退院後に葉子が教会に来たことを聞く。難波が葉子に会いにいくことを知った神父は、「おそらく今は眠っているであろう悪魔が覚醒していないか、慎重に見定めてほしい」と忠告する。

 そのころ葉子の診療所には、思いがけない人物が訪れていた。それは以前病院で葉子に散々な目にあったあの女だった。娘を盾に葉子を脅し、土下座をさせて金を取り、「またすぐに来る」と言い去っていった。

 難波は葉子の病院の同僚だった医師たちに話を聞いていく。すると葉子が以前そそのかした女児が病院で悲惨な事件を起こしていたことがわかる。その女児の父・竹居道明(坂上忍)と葉子が話をしていたと聞いた難波は、贖罪で病院を訪れていた竹居を訪ねた。

一方、刑務所に服役している芳賀(篠原篤)は、葉子の悪魔としての第二章が始まったと嬉々として話す。葉子が考えているのは、常人には理解できない悪魔的贖罪だと……。葉子に関わってきた人々に会い、考えを巡らせた難波は、葉子の診療所へと向かうのだった。

teikoku_sugiさん

何?一体何があったの?冒頭から別人の様です。長閑な田舎町で周囲は人の良い人達ばかり。そんな町で地域医療に励む明るく思いやりがあるドクター。優しい夫と可愛い子供。絵に描いたような理想の家庭です。しかし,どこかおかしなところもあります。真夜中に暗闇でひとり穴を掘っています。それもまるで死体でも入れるような大きな穴。そして悪魔の数字666にまつわる娘の生後666日目,夜中に娘を連れ出し何をするつもりだったのか?夫は何か感じていたのでしょう。娘と自分の手をシッカリとロープで結びつけていました。もしかしたらそれを見た葉子は夫の愛を感じることができ,悪魔になりきれなかったのかも。神父様は今の葉子は悪魔が影を潜めていると言っていましたが,葉子は誰の心にも潜んでいる“悪魔”的な部分が少し強すぎただけで普通の人間だった。結局,葉子は一人償いながら人生を最後まで生き抜く決断をしたようです。ステーキを食べながらクーポンを使うなんて,いかにも普通の人間ぽいのが印象的でした。

tallyさん

原作の感想

ネタバレ注意!

この作品については現在の流行りに乗じて「医療ミステリ-」と紹介されることもありますが、実際はむしろ、人の痛みがわからない、他人に共感できないという「サイコパス」を扱った作品だと考えたほうがしっくりくるかもしれません。

作品に登場する女医(ドラマ版では田中麗奈が演じるそうです)は、次々に殺人を犯したり、新薬の実験台にしたりしていきます。しかし彼女はまったく罪の意識を感じることはありません。それどころか、たとえば末期の患者を安楽死させたりするタイプの殺人者の動機である「このまま苦しみが長引くならいっそ楽にしてやる」といった考えもありません。女医はただ、自分の感情のままに生き物の命を奪っていきます。

もう一方の主人公である青年・難波は女医の悪事を暴こうと行動しますが、彼の行動は女医を少したりとも傷つけることはありません。彼の行動は正義と呼べるものですが、しかしあまりにも無力であり、結局のところ彼の行動はまったく意味をなしません。この作品は、善と悪との闘いではなく、善は悪の前には無力だということを暗示しています。事実、女医が行った人体実験は成功、そのことで有力者の命が救われ、病院もさらに発展していきます。この後、難波は神経症だといわれて、精神科の病室に監禁に近い形で閉じ込められ、その難波を救った神父も女医を告発することなく、あなたのために祈るという言葉だけを残して去っていきます。この後、女医は資産家と結婚し、裕福な人生を歩むことになり、悪は栄、善は敗れるという結末になります。

しかし、ここで考えてみたいのは、果たして女医は悪であったかということです。確かに女医は罪のない人間に危害を加え、人体実験を行いました。しかしその結果、別の人間の命が救われたこともまた事実です。物語では救われたのが有力者であることから、女医の行動は悪として認識されますが、救われたのが幼い子供や、社会のために働く善人だったらどうでしょう。また難波は一見善人に見えますが、実際には彼がしたことは何もありません。ただ悪だと彼が考える女医を疑うことだけです。それは本当に善だといえるのでしょうか。

遠藤周作は「沈黙」をはじめ、宗教と人間の善性をテーマに作品を発表し続けた作家ですが、「真昼の悪魔」は珍しく人間の悪の部分を徹底して追及した作品です。一神教であるキリスト教では、悪魔の存在はあくまでも否定されるため、女医は悪だという前提で話が進められますが、その結果として「真昼の悪魔」は、本当の善悪とはなにかということに対して、一段深く考察される貴重な作品だということができます。

 

真昼の悪魔 (1980年)
真昼の悪魔 (1980年)

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